「国家診断」展
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法はかかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
日本国憲法前文(昭和21年11月3日公布・昭和22年5月3日施行)
ガイドと都内各所を巡る、「国家」を主題としてキュレーションされた3種類の展覧会です。
・事前にWEBフォームから申込み、指定場所にお集まりください。
・解散時刻は変動する場合があります。
・冬期の野外移動を含む展覧会となりますので、防寒対策をお願い致します。
・歩きやすい靴でご参加下さい。
・本展覧会は、AMSEA受講生以外の方も鑑賞いただけます。
ウォーキング#1「国家」
皇居周辺、六本木、品川、上野を歩きながら、「国家」について考えます。
キュレーター|井上文雄(CAMP)
ガイド|井上文雄(CAMP)、BARBARA DARLINg(アーティスト)
集合|9:00/JR東京駅丸の内北口 東京ステーションギャラリー入口前
解散|22:00/上野桜木
途中参加|14:00/国立新美術館1F ・陸軍歩兵第三連隊兵舎模型前集合
定員| 10名/先着順
料金| 無料(交通費¥610、美術館観覧料¥500、食事代¥2,000は自己負担となります ※目安)
サンドイッチマンはどこへ行った?
抑圧とは空間を支配することであり、逆に空間を開放することが芸術(芸能)の機能であるという 山口昌男の論を踏まえ、街路に出て実践的に「空間の支配と解放」を学ぶ。内容は二部構成とし、第I部 は山口の論を読みながら町の広場の一時的(疑似的)な占有を試みる。第II部では都市の合間を縫って衆 人を挑発する広告の空間利用=政治技術を見学する。
キュレーター|成相肇(東京ステーションギャラリー 学芸員)
ガイド|1/6,7−成相肇(東京ステーションギャラリー 学芸員)、1/6,7,8−井上文雄(CAMP)
集合|14:00/新宿 ※詳細を申込者にメール告知。
解散|18:00/大久保
定員|10名/1日/先着順
料金| 無料(交通費・材料費¥430が自己負担となります。)
申し込みフォーム|
2018年1月6日(土)https://goo.gl/forms/jbkVe2PhlOwfK7QI2
2018年1月7日(日)https://goo.gl/forms/ztK08R4k3IlzZ1X73
2018年1月8日(月)https://goo.gl/forms/8vdnHLFWvCU2NfhJ2
Who is "Prince YOSHIHISA"?
公害、日米安保、ベトナム戦争などの社会運動が盛り上がりを見せていた1968年……のちょうど100年前の明治維新による教化と開拓(植民)を、この敗戦国の内戦に敗北したひとりのプリンスを軸として考察します。
キュレーター|BARBARA DARLINg(アーティスト)
ガイド|BARBARA DARLINg(アーティスト)
集合|13:00/青山※詳細を申込者にメール告知。
解散|18:00/九段下
定員|10名/1日/先着順
料金| 無料(交通費・施設利用料¥2000が自己負担となります。)
申し込みフォーム|
2018年1月6日(土)https://goo.gl/forms/L76oPIEixp5xKigf2
2018年1月7日(日)https://goo.gl/forms/34gARbA7dxJjY9nR2
2018年1月8日(月)https://goo.gl/forms/66vgXEtBmwKOrcrT2
平成29年度 文化庁「大学を活用した文化芸術推進事業」