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The shiny future exhibition 2013 The HUMANISATION

Curation : BARBARADARLINg
The shiny future exhibition 2013
The HUMANISATION
今日の世界はアートによって再現できるか
2013/11/26/Tue.-12/3/Tue.
東京都美術館  ギャラリーA
Gallery A in TOKYO METROPOLITAN ART MUSEUM
http://www.tobikan.jp/

参加作家:
天野 亨彦、林 潤秀、YUKA UCHIDA(VICE MEDIA JAPAN)
笹川 久恵、笹川 治子、DEAD KEBAB
鳴海 暢平、響野 湾子、BARBARA DARLINg
村田 真、wah document、他

主催:SUNSHINE NETWORK JAPAN http://sunshinenetworkjapan.blogspot.com
協力:フラ・スタディオ・アロアロ http://www.aloalo-puaolena.com
VICE MEDIA JAPAN http://www.vice.com/jp

劇作家ブレヒトの演劇論に「今日の世界は演劇によって再現できるか」とあります。本展示会は「今日の世界はアートによって再現できるか」を美術展の枠組みで試みます。美術・アートという言葉の持つイメージは専門性や、受け手の環境によって違いがあり、社会の中では、不確定なままに使用され、定義が難しい言葉です。例えば絵画は世界を描き出します。では絵画のフレームの外側の世界は世界でしょうか?文化や価値観は細分化し、複雑に絡み合うなかで、美術館での展示会が「今」の鏡像となり得るかどうか。なり得るのであれば、現代は一つの鏡では写し出せるものでは無いかもしれません。本展示会では、様々な小さな鏡をどうにか集めて、「現代」の姿を浮かびあがらせること試みます。集まった鏡は、少子高齢化、難民、震災、戦争、国家、政治などの社会的背景や側面が見え隠れし、展示会のフレームの外側をうつしだすことも可能かもしれません。それは誰の定義する美術・アートをも否定するかもしれませんが、美術・アートという言葉をこえて、より親しみやすく解りやすい、有用性を持った展示会になるかもしれません。また、作家達は現象として起こる展示会の状況下で、会場である東京都美術館というコンテクストに対応しサイトスペシフィックなアプローチを余儀なくされるでしょう。システム化とは逆行し、雑多な風景の中に現代の矛盾が見えてきたとき、世界がよりヒューマナイゼーションな瞬間に立ちあい、東京都美術館は、「美術」が重要視した現代の「自画像」となることでしょう。

会期中のイベント:
11月27日(水)13:00~15:00
ラウンド・テーブル「子育てについて」
伊藤達矢×小沢剛×小瀬村真美 他
「子供をつくるリスク」が語られる中、日本における少子化の問題は現在深刻です。現代において、子育てをすることとはどんなことなのか?そこにはどんなハードルがあり、どんなメリットあるのか。美術、美術館の枠を社会のマケットとして捉え、現代の子育てについて考えます。

11月29日(金)18:00-
ラウンド・テーブル「戦争画について話そう」
河田明久×佐藤道信×林洋子×村田真  他
日本の美術史の中で、特異な位置にある「戦争画」と呼ばれる絵画があります。東京都美術館とも深い関わりのあるこれらの絵画について、現代に生きる私たちは、それをどのように解釈していくのか?歴史的な側面と、美術としての側面をひもときながら、考えます。

11月30日(土)14:00-
「フラダンス・ショー(アウアナ)」
フラ・スタディオ・アロアロ(東京都台東区入谷)http://www.aloalo-puaolena.com
日本におけるフラとは、歴史や社会背景も関係し、独自の形態を作り出してきました。日本の民族のものではないダンスを巧みに取りいれ、新たな文化をつくりだしています。日本におけるフラの有り様は、これからの世界の中でも、新たなモデルとしての可能性を見いだすことが出来るのではないでしょうか?

12月1日(日)11:00-
food education 「白雪ちゃん」
食育演劇劇団グリーンドロップ
幼稚園や小学校で食育演劇を行っている団体による演劇公演を行います。明確なコンセプトのもと、実用的な演劇としての食育演劇は、強いメッセージ性を持っています。劇場で行われるエンターテイメントや芸術性を目的としたものではない、演劇がどのような効力を持ち得るのか。

12月1日(日)15:00~17:30
ラウンド・テーブル「スポーツ、オリンピックについて」
スポーツも美術と同じ様に文化です。スポーツ競技が国際化する中で、政治的な影響や、人種の特性は、欠くことの出来ない問題です。ルールの規定はどこにあるのか。どのように確定するのでしょうか?
Photo:tada(YUKAI) Coutesy of Tokyo Metropolitan Art Museum 

 東京都美術館において一週間の展示をキュレーション。「今日の世界はアートによって再現出来るか」は、ブレヒトの「今日の世界は演劇によって再現出来るか」から来るもので、リサーチベースの現代アートの作家と、美術作品としては制作されていない表現を並列に考える事によって、現代の社会そのものを展示会によって再現する事を試みた。
展覧会場には、死刑囚の書いた句や、孤立死の跡の残る畳、在日クルド難民による手芸品、アーティストとしては活動していない出品作家の母のプライベートなスクラップ・ブックなど、アウトサイダー・アートの概念からも外れそうな社会的な現実が可視化されたものと、  wah documentの目的を語らずに反対運動を行う映像作品、過去に美術館が購入した贋作や、歴代の盗作疑惑の絵画群の村田真による模写、天野亨彦の皇族を描いた絵画や、笹川治子の巨大な段ボール製のキッチュなパトカー、シャーマニズムによって呼び出した犬の霊の指示で制作した鳴海暢平の彫刻、林潤秀の日韓友好に努める在日韓国人についてのドキュメンタリー映像などの美術作品として作られたものが並んだ。他にも村田真の呼びかけのもと、笹川治子とBARBARA DARLINgと3名で、数多くの公募展を行っている東京都美術館の文脈に返答するかたちで、日展の「第2科洋画」に応募した絵画を、落選通知と共に展示するプロジェクトを実施した。また、会場において、埼玉県を中心に活動している食育演劇団の公演や、地元のフラダンス・スクールによるダンスショー、2020年の東京オリンピック開催決定を受けての文化政策として考える「スポーツ、オリンピックについて」や、アーティストや美術館にとっての子育ての現状を語る「子育てについて」のラウンドテーブルなどのイベントも開催した。